2007年度こんこう平和セミナー

 金光教東京センターでは、10月20日午後2時から、2007年度こんこう平和セミナー「憲法と平和を考える」を開催、ドキュメンタリー映画「シリーズ 憲法と共に歩む第一篇『戦争をしない国 日本』(監督・片桐直樹氏)」を鑑賞し、懇談した。
 これは、「戦争ができる国」へと突き進む日本のあり方に警鐘を鳴らした映画である。まず、米軍と一体化して訓練をする自衛隊の映像から始まり、明治以降大日本帝国憲法下で戦争へと進む日本の姿、悲惨な戦争被害者の映像、そして日本国の敗戦。そこから圧倒的な支持を得て新しい憲法のもとに再出発した日本が徐々に国際社会の荒波に呑み込まれ、再軍備化していく過程と、それに反対する国民の運動や裁判訴訟などを克明にとらえ、今後の日本の進むべき道を提示した内容である。
 懇談では、映画の感想や意見を出し合った。主な意見として、「戦争放棄を規定した憲法にもかかわらず、法解釈によって現実に軍事力を保有し、海外に派遣しているなど、いわゆる解釈改憲限界の問題から改憲するべきである」、「政府は日本国憲法制定の背景のさらなる丁寧な説明が必要性ではないか」、「すべてアメリカの言いなりともいえる日本外交の問題がある」、「国際関係において、国家や政府レベルだけではなく、民衆レベルでの交流を深め、互いに理解を深める必要がある」、「改憲の理由づけとしてある国際貢献のあり方はどうあればいいか」、「戦争は人間を狂わし人間ではなくなる事実。その戦争を否定した憲法は守るべきではないか」、「政治社会問題はタブー化するのではなく、積極的に発言し、色々なレベルで協議していく必要がある」等々が出された。
 最後に私たち金光教信奉者は、アメリカや日本といった特定の立場である政治的な枠組みのみで考えるのではなく、世界人類を常に視野におき、「天が下の人間は神の氏子」という金光大神の信心の原点から政治社会問題を見ていく必要性を確認して終了した。

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